2011年9月7日水曜日

さぁ、これからだ

更新がとてもいい調子じゃあないか。
日本を出発してはや3日。すでにこのブログの更新回数は3回。
あまりにも出来過ぎではないか。そう、まだ授業も始まらないので、暇を持て余しているからだ。

寮に到着した日には、予め知らされていたのとは異なる部屋に入れられるというトラブルもあったが、次の日には無事(?)解決し、新しい一人用(キッチンは共用)の部屋を割り当ててもらった。
仮の部屋ではなく、「自分の部屋」に入ると俄然生活を始める意欲は出てくる。
早速、トランクの中のモノを取り出し、クローゼットや棚にしまい込む。
これで殺風景な部屋にも少し生活感が出てくると思いきや、やっぱり持ってきている荷物の量が他の人と比べても少ないせいかあまり部屋の風景は変わらない。

その日の午後は生活に必要な布団や食料などを買うために出かけることにした。
前の投稿にも記した通り、マドリード自治大学は街の中心ではなく、市内から近郊列車(Cercanías)で北へ15分ほど行ったところにあり、周辺にはほとんど何もない。市内から大学まで電車に乗り外の風景を眺めていればよくわかるのだが、中心部を出発し10分もすれば多くの人がスペインと聞いて連想する赤茶けた大地が広がる。そしてその真ん中に我が大学も建っている。
日本では東京から10分電車に乗っても23区からも出れない。そして神奈川、埼玉、千葉との県境を越えてもなお延々と都市がつながっている。そのような感覚からすると一国の首都であるにも関わらず、中心から電車に10分乗れば広大な大地が広がっているというのは奇妙である。
日本の首都圏が大き過ぎるのだけども。

そんなこんなで大学近辺に買い物をする場所はないが、さらに北へ電車に10分ほど乗れば大型スーパー・カルフールがある。
日本のショッピングカートのゆうに二倍はあるカートに生活に必要と思われるものをヒョイヒョイ放り込んでいった結果、とんでもない量になった。
レジのオバサンにも笑われるほど。
そのレジのオバサン、僕が買ったものを袋に試行錯誤を重ねながら詰めている15分間、休みなく話しかけてくる。話すスピードがとにかく早い。
何を言っているか分からないところは生返事、何となく言ってることが分かることには、ゆっくーり拙いスペイン語で返す。(笑)
おかげで袋に詰める作業は捗らなかったが、いいスペイン語のリスニングトレーニングにはなった。
最後にとてつもなく重い袋を抱えて、ヨタヨタ歩いていく僕に後ろから“¡Mucha suerte!”(Good luck!)と一言。

ありがとう。

なんとか寮の部屋まで荷物を持ち帰り、生活開始の準備は整った。
さぁ、これからだ!!!

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